入居中の賃貸物件で名義変更って可能なの?費用や手続きの流れなど
賃貸物件を借りる際に「契約者」を決める必要があります。
社会人の場合には入居者と契約者が同一であることが多いですが、学生の1人暮らしの場合にはその保護者が契約者になったり、入居者と契約者が異なる場合があります。
また、家族でお住まいの場合には世帯主の方が契約者となっているのではないかと思います。
たとえば、学生から就職して晴れて独り立ちした場合、「引っ越しはせずにそのままそのアパートに住み続けたい」という方もいらっしゃると思います。
そういった場合、親から自分自身に契約者を変更して対応したり、家族でお住いの場合には、結婚や離婚など家庭の事情で名義を変更したりするケースもあります。
この記事では、名義の変更手続きに掛かる費用ならびに手続きの流れについて解説するので、ぜひ参考にしてください。
入居中の賃貸物件の名義変更にかかる費用について
名義変更のみとなれば、借主側からしてみれば「書類の上の手続きのみ」と思うことでしょう。
とはいえ、オーナーである貸主側からしてみれば、新たな人に貸すという認識と同じです。
契約者が保護者から子どもへと変更する場合や、新たに会社の補助を受ける場合、複数人で入居しており契約者のみが退去するための名義変更…という場合には、新規契約と同等の費用が掛かるものと想定されます。
契約者の方の苗字が変わったという場合には、必要書類を提出した上での変更手続きのみとなり、新規契約時に伴うような費用は発生しません。
とはいえ、大家さんもしくは不動産会社によって費用は、1万円前後から家賃1~2ヶ月分相当とまちまちです。
名義変更が必要となった際には、その主旨とともに不動産会社に問い合わせて費用を確認するようにしてください。
入居中の賃貸物件の名義変更をおこなう流れ
入居中に名義変更をおこなう際の流れについて、ご紹介します。
基本的な手順は下記の通りです。
【名義変更の一般的な流れ】
①管理会社(不動産会社)へ連絡
②変更に伴う関係書類の準備
③家賃保証の審査
④契約書などの署名捺印
「②変更に伴う関係書類の準備」に関しては、管理会社へ連絡した際にどのような書類の準備が必要か、確認しておきましょう。
一般的には運転免許証や住民票といった身分証明書や収入証明書などですが、管理会社によって必要書類は異なりますので、しっかりと確認していただくことをおすすめします。
変更手続き完了までの期間は、申込から1~2ヶ月程要します。
もし準備した書類に不備があった場合には、さらに時間が掛かってしまいますので、しっかりと確認したうえで進めるようにしましょう。