賃貸物件でよく使われる引き違い窓のメリットとデメリットとは?
左右横方向に窓をスライドさせて開閉するタイプの窓である「引き違い窓」は、賃貸物件でもっともよく見かけるタイプの窓です。
今回はこの引き違い窓にはどんなメリットとデメリットがあるのかについてお話しします。
賃貸物件でよく使われる引き違い窓の5大メリットとは?
賃貸物件でよく使われている引き違い窓には、おもに以下の5つのメリットがあります。
●1.開閉のしやすさ:左右どちらからでも窓を開けることができて、ハンドルを回して開閉するタイプの窓などよりもずっと開閉が楽
●2.開放感ある雰囲気の演出:引き違い窓はルーバー窓などと比べて大きいため、外の景色が広範囲で見えやすい分、室内の雰囲気も開放感ある雰囲気にしやすい
●3.採光性と通風性:窓が大きい分、採光性と通風性にもすぐれている
●4.開き幅の自由度の高さ:左右どちらからでも窓を開けられるだけでなく、どれだけの幅を開けるかも自由自在に調整できる
●5. 窓周辺のスペースの有効活用:引き違い窓なら窓の開閉時に窓が前後に動くことはないため、窓の前に観葉植物などのモノを置いても大丈夫、窓周辺のスペースをかなり自由に有効活用できる
賃貸物件でよく使われる引き違い窓の3大デメリットとは?
賃貸物件でよく使われている引き違い窓には数多くのメリットがありますが、残念ながらデメリットもあります。
引き違い窓のおもなデメリットとしては、以下の3つが挙げられます。
●1.気密性の低さ:引き違い窓は窓が大きく、しかも左右に窓をスライドさせて開閉する構造上、端に窓をスライドさせるための余白が必要となるため気密性は低くなり、窓周辺は特に「夏は暑く冬は寒い」という状態になりやすい
●2.掃除の面倒さ:窓をスライドさせる溝にはホコリなどが溜まりやすいのでこまめな掃除が求められるだけでなく、引き違い窓の性質上、室内から窓の外側をきちんと掃除するのは無理があり「窓を閉めた状態で外から掃除する」「窓を窓枠から外して掃除する」などの工夫が必要なので本格的な掃除をするとなるとかなり面倒
●3.防犯面のリスク:窓が大きく開閉も楽な分、鍵の施錠を忘れてしまうと外から容易に侵入されてしまいやすいので、施錠には特に気をつける必要がある
まとめ
今回は、賃貸物件でもっともよく使われている窓である引き違い窓のメリットとデメリットについて解説しました。
賃貸物件に限らず、日本の住まいのほとんどにこの引き違い窓が使われている理由としては、基本的には「メリットのほうがデメリットよりも大きいからこそ使われている」といえます。
しかしそれでも、メリットばかりではなくこうしたデメリットもある、という点は理解しておく必要がありますよ。
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