賃貸住宅でも車庫証明は必要！？～車庫証明の取り方を解説～
車を所持している人は、賃貸住宅に引っ越すと同時に駐車場も借りないといけません。
駐車場を借りる際は、車庫証明が必要になります。
「車庫証明の取り方がわからない」「本当に必要なの」と悩む人は多いですよね。
本記事では、車庫証明の取り方や申請に必要な書類まで解説します。
また車庫証明が取れなかった場合の方法までご紹介します。
車庫証明の取り方に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
車庫証明とは
初めに、車庫証明を取得する必要性や取得条件についてご紹介します。
車庫証明とは、車を購入する際に必要な書類です。正式には「自動車保管場所証明書」といいます。
車庫証明は購入した車を保管する適切な駐車スペースがあることを証明するものです。
車庫証明書がないと車の登録をすることができません。
車を所持している人は、必ず車庫証明の手続きをする必要があるでしょう。
①車庫証明は賃貸でも必要なのか
賃貸の車庫証明の必要性について解説します。
車庫証明は、賃貸住宅に住んでいる場合でも必要です。
車を保管している場所を明確にしなければ、車を所持することができません。
そのため車を所有するためには適切な駐車場所を確保し、その証明書を取得する必要があります。
賃貸住宅に住んでいる場合でも同じように手続きが必要となります。
②車庫証明の発行の要件はあるのか
車庫証明を発行する際には、その要件についても理解しておく必要があります。
車庫証明を発行する要件は以下の通りです。
- ・住宅地・居住地から直線距離で2km以内
- ・道路以外の場所であること
- ・使用する権限あること
- ・保管場所に道路から支障なく出入りが可能で、車両全体を収容できること
車庫証明を取得するためには、必ず要件を満たしているか確認しましょう。
車庫証明の取り方
次に、車庫証明を取得する方法についてご紹介します。
車庫証明を取得するための方法は、以下の3つです。
- 1, 自分で申請する
- 2, オンラインで申請する
- 3, 代行で申請する
1つずつ解説していきます。
車庫証明を取得するときの参考にしてみてください。
① 自分で警察署に申請しにいく
車庫証明を取得する方法の1つ目は「自分で警察署に申請しにいく方法」です。
自分で警察署に申請しに行く際の手順は、以下の通りです。
- 1, 駐車場の場所を確保する
- 2, 必要書類を準備する
- 3, 準備した書類を管轄の警察署に提出する
- 4, 警察が車の保管場所を確認する
- 5, 警察署で車庫証明書を受け取る
地域によって若干違う場合があるので、事前に管轄の警察署のウェブサイトで確認することをおすすめします。
また駐車場を借りている場合は、管理会社やオーナーからの承諾書を取得する必要があります。
承諾書を取得するのに時間がかかることがあるため、早めに手配するといいでしょう。
② 自分でオンラインで申請する
２つ目は「自分でオンラインで車庫証明を申請する方法」です。
車庫証明はオンラインで申請することが可能です。
近年では、オンライン申請が可能な自治体が増えていますが、地域によってはオンラインで取得できない場合があります。
管轄の警察署や自治体のウェブサイトを確認し、オンライン申請に対応しているかを確認しましょう。
自分でオンラインで車庫証明を申請する方法は以下の通りです。
- 1, 自治体のウェブサイトでオンライン申請が可能かを確認する
- 2, 必要書類をそろえる
- 3, 自治体のウェブサイト上で申請フォームで申し込み
- 4, 手数料の支払い
- 5, 警察が車の保管場所を確認する
- 6, 警察署で車庫証明書を受け取る
最新の情報は、必ず管轄の警察署や自治体の公式ウェブサイトで確認してください。
③ 代行で申請する
3つ目は「代行サービスを利用して車庫証明を申請する方法」です。
車庫証明を代行で申し込むことも可能です。
代行サービスを利用すると、申請手続きの手間を省くことができるため、多忙な方や手続きに不慣れな方にはとても便利です。
車庫証明の取得に不慣れな人は、代行サービスを利用するといいでしょう。
代行サービスを利用して車庫証明を申請する方法は以下の通りです。
- 1, 代行サービス業者を選ぶ
- 2, 代行サービス業者に問い合わせ、見積を依頼する
- 3, 必要書類を準備する
- 4, 準備した書類を代行サービス業者に送付する
- 5, 手数料の支払い
- 6, 代行サービス業者による申請手続き
- 7, 代行サービス業者から車庫証明を受け取る
信頼できる代行業者を選ぶことが重要です。
評判や口コミを確認し、適切な業者を選定しましょう。
また代行業者によっては追加料金が発生する場合があるため、事前に料金体系をしっかり確認しておくことが大切です。
車庫証明の申請に必要な書類
本項では、車庫証明の申請に必要な書類についてご紹介します。
必要書類は、以下の通りです。
- ・車庫証明申請書
- ・保管場所の所在図・配置図
- ・保管場所使用承諾書または賃貸契約書
- ・依頼書(代行サービス業者に依頼するときは必要）
申請方法によって異なるため、必要書類については事前に管轄の警察署や自治体のウェブサイトで最新の情報を確認しましょう。
必要書類に不備がないように準備することで、短時間で車庫証明を申請することができます。
また代行サービス業者を通して車庫証明の申請をする場合は、代行サービス業者が用意する依頼書が必要です。
車庫証明を申請するときの注意点
本項目では、車庫証明を申請するときの注意点についてご紹介します。
車庫証明を申請する際の、注意点に留意事項は以下の3つです。
- 1, 引っ越したら早めに申請する
- 2, 一緒に車検証の住所変更する
- 3, 車の買い替え時期に注意する
申請の手続きをスムーズに進めるために、よく確認をしましょう。
① 引っ越したら早めに申請する
引っ越しをしたら車の保管場所が変更となるため、原則15日以内に届けないといけません。
車庫証明の届け出をしなかった場合は、10万円以下の罰金が課せられる可能性があります。
車庫証明の取得には時間がかかるため、早めの申請がおすすめです。
② 一緒に車検証の住所変更する
引っ越し後に車庫証明を取得したら、車検証の住所変更も早めに行う必要があります。
車庫証明がないと車検証の住所変更ができません。
引っ越し後に車庫証明の取得と車検証の住所変更を効率的に進めることができるでしょう。
③ 車の買い替え時期に注意する
車の買い替えのタイミングには、注意しましょう。
1区画の駐車場で車庫証明を取得できるのは、車両1台のみです。
車の買い替えのタイミングによっては、新車と旧車の駐車場が一時的に重なる可能性があります。
車を買い替える前に警察署に相談して、許可を取っておくといいでしょう。
車庫証明が取れない時はどうすればいいの？
最後に、車庫証明が取れない時の対処法についてご紹介します。
書類の不備や取得の要件を満たせず、車庫証明が取れない場合があります。
そんな時は、どうすればいいのでしょうか。
車庫証明が取れなかった場合の代替案は、以下の3つです。
- 1, 家の近くの月極駐車場を見つける
- 2, 家族が所有している駐車場を使う
- 3, 管理会社に相談する
1つずつ解説していきましょう。
① 家の近くの月極駐車場を見つける
月極駐車場であれば、自宅の近くの駐車場を借りることができます。
自宅から2km以内の月極駐車場であれば、車庫証明の要件を満たすことができます。
月極駐車場を借りて車庫証明を申請する場合は、月極駐車場の所有者に「保管場所使用承諾書」に署名をもらう必要があります。
なお、コインパーキングでは車庫証明は取得できませんので注意してください。
② 家族が所有している駐車場を使う
家族が所有する駐車場を利用して車庫証明を取得することができます。
家族が所有している駐車場を使用する場合、その駐車場を自分が使用することに対する承諾を証明する「保管場所使用承諾書」を用意する必要があります。
車庫証明の要件を満たしているかを事前に確認しておくとスムーズに申請を進められるでしょう。
③ 管理会社に相談する
車庫証明を取得できない場合、管理会社に相談することをおすすめします。
管理会社に相談することで、車庫証明の要件を満たした駐車場を提案したり駐車場を探してくれる代行業者を紹介したりしてくれます。
困ったらまずは管理会社に相談するといいでしょう。
車庫証明に関するご相談は、久和不動産へ
今回は、賃貸物件の車庫証明について、申請方法や必要書類、申請するときの注意点などをご紹介しました。
車を所持している人は必ず車庫証明の手続きをしましょう。
車庫証明の取得が難しい時は、家族の駐車場や月極駐車場を借りることができます。
車庫証明の申請に書類の不備等があると取得に時間がかかります。
スムーズに車庫証明を取得したいなど車庫証明の取得で困ったことがあったら、久和不動産に相談することがおすすめです。
プロからアドバイスをもらうことができるため、車庫証明の申請も効率的に進めることができるでしょう。
