賃貸管理物件に蜂の巣が発生した場合の対応方法についてご紹介！

賃貸管理をおこなっているなかで、さまざまな問題に対応しないといけないことが想定されます。
蜂の巣の駆除もその一つです。
入居者の安全のためにはできるだけ早く対応したい問題です。
ここでは、賃貸管理物件に蜂の巣ができた場合の対応方法についてご紹介します。

賃貸管理物件に蜂の巣ができた場合、誰が対応するのか

賃貸管理をおこなう場合、入居者が不便にならないように物件の環境を常に管理していなければなりません。
たとえば、通路やエントランスホール周りの掃除、敷地内の草刈り、植木や生垣の剪定などは管理者がおこないます。
蜂の巣の駆除も賃貸管理のなかに含まれます。
ただし、巣ができた場所によって誰が対応するのかが異なるので注意しましょう。
アパートのような集合住宅の場合、「専有部分」と「共用部分」に分けられます。
専有部分とは、住んでいる部屋やベランダのように、入居者だけが使用できる部分のことです。
専有部分は入居者が自分の責任で管理するべき場所なので、専有部分に蜂の巣ができた場合は一般的には入居者が対応することになります。
一方で共用部分とは、通路やエントランスホール、階段のような入居者みんなで使用する部分のことです。
共用部分で発生した問題は管理者の責任で管理するべき場所なので、共用部分に蜂の巣ができた場合は管理者が対応することになります。
ただし、賃貸借契約書にこういう問題について誰が対応すべきか取り決めしている場合がありますので、契約書を確認する必要があります。

賃貸管理物件に蜂の巣ができた場合の駆除費用の相場

蜂の巣ができた場所が専有部分、共有部分どちらにしても、自分で駆除するのは危険です。
蜂の巣駆除の相談・依頼先としては、おもに自治体や便利屋、プロの駆除業者になります。
プロの駆除業者に依頼する場合、巣を作った蜂の種類や巣の大きさによって駆除費用は変わります。
駆除費用の相場はおおむね次のとおりです。

●ミツバチ：8千円～3万円
●アシナガバチ：8千円～2万円
●スズメバチ：1万2千円～4万円

業者によっては、これらにくわえて出張料金や高所作業の足場仮設などの工事費用がかかることがあります。
業者に依頼する場合、複数の業者から見積もりをもらって費用や内容を比較することで、おおよその費用相場がつかめます。
できれば3社以上から見積もりをもらうのが良いです。
また、蜂の巣が小さいうちに駆除できれば費用を抑えることができます。
なお、自治体によっては蜂の巣などの駆除を無料でおこなってくれるところや補助金を出してくれるところなどがありますので、自治体のホームページや直接電話するなどして確認してみてください。

まとめ

賃貸管理物件に蜂の巣ができた場合、できた場所が専用部分ならば一般的には入居者が、共用部分ならば管理者が駆除をおこなうことになります。
ただし、自分で駆除するのは危険なので、プロの駆除業者に依頼しましょう。
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