賃貸管理におけるバリューアップ工事とは?費用や例までご紹介!
賃貸物件では、入居者が退去したあと、次の入居者のために原状回復工事をおこないます。
近年では原状回復工事にくわえて、建物の資産価値を上げるためのバリューアップ工事をおこなう方も珍しくありません。
そこで今回は、バリューアップ工事について、工事の例もあわせてご紹介します。
賃貸管理におけるバリューアップ工事とは?
バリューアップ工事は原状回復工事とは異なり、必須ではありません。
費用対効果を考慮して、管理者自身でおこなうかどうかを決定できるのです。
現状のままにした場合とバリューアップ工事をおこなった場合を比較して、どのくらいの効果があるかを考えます。
バリューアップ工事をしても賃料アップなどに繋がらなければ不要な出費になってしまうので、注意しましょう。
また、どれだけ賃料下落を食い止められるのか、売却価格にどれだけ反映されるかなど、投資基準をしっかりと持つことが重要です。
入居者が何を求めているのかを考慮しながら、バリューアップ工事を進めましょう。
賃貸管理におけるバリューアップ工事の例
実際にバリューアップ工事ではどのような工事をおこなうのか、よく分からない方も多いのではないでしょうか。
バリューアップ工事で近年よく見られるのは、賃貸物件のバリアフリー化です。
近年では少子高齢化に伴い、賃貸物件の居住者にも高齢者が増加しています。
そのため、シニア層でも安心して暮らせるように、物件のバリアフリー化を考える管理者が多いのです。
バリアフリー化を目的としたバリューアップ工事の例には、以下のようなものが挙げられます。
●手すりの設置(階段、エレベーター、廊下など)
●公道と敷地の段差解消
●点字ブロックの設置
●段差にスロープを設置(玄関の段差など)
●エレベーターのリフォーム
賃貸物件の環境や居住者のニーズによって異なりますが、一般的には上記のような工事がおこなわれています。
マンションなどの賃貸物件は、各部屋のバリアフリー化よりも、共有部分の工事が求められる傾向にあるのです。
しかし、大がかりなバリューアップ工事をしてしまうと、費用が不足してしまう場合もあります。
バリアフリー化のための工事であれば、自治体から助成金や補助金が出ることもありますので、あらかじめよく調べましょう。
まとめ
今回は、バリューアップ工事についてご紹介しました。
バリューアップ工事は必須な工事ではありませんが、上手く活用すれば大幅な収益改善に繋げることも可能です。
そのためには入居者の目線に立って、何が必要かを考える必要があります。
バリューアップ工事のポイントを押さえて、賃貸管理を有利におこないましょう。
私たち久和不動産は、世田谷区・渋谷区の賃貸物件を豊富に取り扱っております。
リフォーム済みの物件、駅近の物件などをご紹介しておりますので、住まいをお探しの方はお気軽にご相談ください。
弊社へのお問い合わせはこちらをクリック↓