【引越しを円滑に行うための手順】引越しまでに行うべき手続きを時系列でご紹介!
「引越しの手続きについて知りたい!」
「引越しの手続きっていつから始めたら良い?」
これから引越しを考えている方の中には、このように考えている方も多いのではないでしょうか。
引越しは、新生活のスタートを迎える大きなイベントですが、住民票の異動やライフラインの手続き、郵便物の転送手続きなど、やるべきことは山積みです。
これらの手続きを計画的に進めておかないと、引越し当日や引越し後に慌てることになります。
そこで今回は、引越しを円滑に行うための手順から引越しまでに行うべき手続きなどについてご紹介します。
また、久和不動産では、賃貸物件に関するお悩みをいつでも受け付けています。
物件に関することでお悩みの際は、ぜひお気軽にご相談ください。
引越しを円滑に行うための手順
引越しをスムーズに進めるためには、計画的なスケジュール管理と事前の準備が不可欠です。
やるべき手続きは多岐にわたり、すべてを一度に進めるのは難しいため、段階ごとに作業を分けて進めるのがポイントです。
まずは、引越しを円滑に進めるための具体的な手順を詳しく解説します。
1.スケジュールを立てる
2.引越し業者の手配
3.荷物の整理と不用品の処分
4.必要な手続きの確認
5.引越し当日の動きの確認
①スケジュールを立てる
引越しを成功させる第一歩は、明確なスケジュールを立てることです。
まず、引越し日を確定させ、その日から逆算して各種手続きを進める計画を立てます。
大まかな流れを把握したうえで、作業ごとの「いつまでにやるべきか」をリスト化し、チェックリストを作成すると管理がしやすくなります。
特に、役所手続きやライフラインの解約は期限があるため、余裕を持ったスケジューリングが必要です。
また、3月から4月の繁忙期には、引越し業者の予約が取りにくくなることがあります。
可能な限り早めに引越し日を確定させ、スケジュールに反映させておくと、費用を抑えられる可能性があります。
スケジュールをしっかり立てておくことで、当日までにやるべきことが整理され、慌てることなくスムーズに引越しが進められます。
②引越し業者の手配
引越しを自力で行うのか、引越し業者に依頼するのかを早めに決定しましょう。
引越し業者を利用する場合は、複数の業者から見積もりを取るのが基本です。
インターネットの一括見積もりサイトを活用すると、効率的に複数社から見積もりが取得でき、価格やサービス内容を比較できます。
費用を抑えたい場合は、平日や引越しの閑散期を狙うのがおすすめです。
繁忙期である3月から4月の土日や祝日になると、費用が大幅に高くなることが多いため、日程を調整できる人は、平日にずらすのが賢明です。
さらに、業者選びの際には、価格だけでなく、サービス内容も比較する必要があります。
荷造りのサポートが含まれているか、損害保険が適用されるか、キャンセルポリシーはどうなっているかなど、事前に確認しておきましょう。
③荷物の整理と不用品の処分
引越しの準備の中でも大変な作業の一つが「荷物の整理」です。
荷物をただ運ぶのではなく、まず「必要なもの」と「不要なもの」を仕分けすることが大切です。
不用品は早めに処分するのがポイントです。捨てるのが難しい家具や家電は、自治体の粗大ごみ回収に出すか、リサイクル業者に引き取ってもらう必要があります。
自治体の粗大ごみ回収は、予約が必要な場合が多く、引越しギリギリでは希望の回収日に間に合わないこともあるため、早めの対応が必須です。
また、まだ使えるものについては、リサイクルショップへの持ち込みや、フリマアプリ、ネットオークションの活用も一つの方法です。
不要なものを処分することで、荷物が減り、引越し当日の作業が軽減されるだけでなく、引越し費用も抑えられます。
荷造りは、使用頻度の低いものから順に進めていきます。
季節物の衣類や趣味の道具、本や書類など、すぐに使わないものは早い段階で箱詰めしておきましょう。
箱には中身が何かを明記し、新居での荷解きをスムーズにする工夫が必要です。
④必要な手続きの確認
引越しに伴う手続きは、やることが多すぎて「何をやったのか、やっていないのか」分からなくなることがよくあります。
そのため、手続き一覧を事前に作成しておくことをおすすめします。
まず最優先で行うべきは、住民票の転出届の手続きです。現在の住所が登録されている市区町村の役所にて転出届を提出し、「転出証明書」を受け取ります。
これがないと、引越し先の役所での転入手続きができません。
次に、ライフライン(電気、ガス、水道)の解約手続きが必要です。
解約連絡は基本的に電話やインターネットで可能ですが、解約日を指定する必要があります。
新居でも同様にライフラインの契約を行い、引越し当日に使えるようにしておきます。
さらに、インターネット回線の解約や新居での開通手続きも忘れてはいけません。
新居のインターネット工事は混雑しやすく、日程がすぐに埋まるケースが多いので、早めに手続きすることが大切です。
⑤引越し当日の動きの確認
引越し当日はバタバタしがちなので、事前に当日の動きをシミュレーションしておくと安心です。
まず、引越し業者が到着する前に、最終的な荷造りを終わらせておきます。
最後まで使う生活用品(歯ブラシやタオル、スマホの充電器など)は、荷造りの際に分けておき、すぐに取り出せる場所に保管しておきましょう。
引越し業者が到着したら、まずは荷物の搬出が行われます。
このとき、貴重品や重要な書類は業者に預けず、自分で管理しましょう。
現金や印鑑、身分証明書、転出証明書などは手元に持っておく必要があります。
荷物の搬出が終わったら、旧居の清掃を行います。特に賃貸物件の場合、退去後にハウスクリーニングが行われますが、自分でも軽く掃除をしておくと、敷金が多く返却される可能性があります。
新居に到着したら、荷物の搬入が始まります。荷物の段ボールには「どの部屋に運ぶべきか」を事前に明記しておくと、業者が正しい場所に荷物を運んでくれます。
部屋ごとに荷物を分けておくと、引越し後の整理が非常に楽になります。
引越し当日の手続きが完了した後も、まだやるべきことは残っています。
役所への転入届の提出、ライフラインの利用開始確認、インターネットの開通確認など、新居での新生活がスムーズにスタートできるよう、早めに確認作業を行いましょう。
引越しの2週間前までに行うべき手続き
引越しの2週間前は、重要な手続きを進める時期です。
後回しにすると間に合わなくなる可能性があるため、早めに取りかかりましょう。
1.住民票の転出届
2.ライフラインの解約手続き
3.インターネットの契約変更
4.郵便物の転送手続き
5.住所変更手続き
①住民票の転出届
現住所の市区町村役所で「転出届」を提出し、「転出証明書」を受け取ります。
新居の市区町村で「転入届」を出す際に必要な書類です。提出は窓口か郵送で可能で、本人確認書類が必要です。
②ライフラインの解約手続き
「電気」「ガス」「水道」の解約手続きを進め、解約日を引越し当日に設定します。
ガスは立ち会いが必要な場合が多いので、早めに日程を調整しましょう。
同時に新居でのライフライン契約も行い、入居日に使える状態にしておきます。
③インターネットの契約変更
現在のプロバイダーが新居でも利用できるか確認し、「移転手続き」または「解約・新規契約」を行います。
特に光回線は開通工事が必要な場合があるため、早めの手続きが重要です。
④郵便物の転送手続き
郵便局の「転居届」を提出し、旧住所宛の郵便物が1年間新住所に転送されるようにします。
手続きは郵便局の窓口かオンラインで行えます。
⑤住所変更手続き
保険(生命保険・自動車保険)やクレジットカード、銀行口座の住所変更を行います。
各社の公式サイトやアプリから手続きが可能です。
運転免許証の住所変更も、新住所の警察署や運転免許センターで手続きが必要です。
これらの手続きを早めに済ませることで、引越しがスムーズに進みます。
引越しの1~2週間前までに行うべき手続き
引越しが迫るこの時期は、荷造りや不用品の処分など物理的な作業が増える時期です。
計画的に進めて、当日をスムーズに迎えられるよう準備しましょう。
1.荷造りを開始する
2.不用品の処分・粗大ごみの手配
3.新居のカギの受け取り確認
①荷造りを開始する
生活に不要なものから順に梱包を始めましょう。
季節外の衣類や普段使わないものは早めに箱詰めするのがポイントです。
部屋ごとや用途ごとに分けて詰め、段ボールに「中身の内容」や「行き先の部屋」を明記しておくと、新居での荷解きがスムーズに進みます。
②不用品の処分・粗大ごみの手配
不要な家具や家電は、自治体の粗大ごみ回収を利用するか、リサイクルショップに買取を依頼しましょう。
自治体の回収は予約が必要なケースが多く、繁忙期は予約が埋まりやすいため早めに申し込むのが賢明です。
リサイクル業者に依頼する場合は、見積もりを事前に取りましょう。
③新居のカギの受け取り確認
不動産会社と連絡を取り、引越し当日に新居のカギを受け取れるよう手配しておきましょう。
事前に受け取り方法や受け渡し場所を確認し、トラブルを防ぎます。
特に、引越し業者が先に到着する場合は、カギがないと作業が滞るため、余裕をもって準備を進めましょう。
引越しの1週間以内に行うべき手続き
引越しが間近に迫ったこの時期は、最終確認や細かな作業が中心になります。
忘れがちな手続きを事前にチェックして、スムーズな引越しを迎えましょう。
1.冷蔵庫・洗濯機の水抜き作業
2.電気・ガス・水道の使用停止確認
3.荷造りの最終確認
4.旧居の掃除と退去確認
①冷蔵庫・洗濯機の水抜き作業
冷蔵庫は引越し前日に電源を切り、霜取りとトレイ内の水を抜きます。
洗濯機はホースの残水を排出し、水が漏れないようにします。
水が残ったままだと運搬中に漏れ出す可能性があるため、必ず確認しましょう。
②電気・ガス・水道の使用停止確認
電力会社、ガス会社、水道局に連絡し、停止日が正しく設定されているか最終確認を行います。
特にガスは作業員の立ち会いが必要な場合が多いので、訪問日時を忘れずにチェックしましょう。
③荷造りの最終確認
引越し当日に使う「貴重品」や「必需品」は他の荷物と分けておきます。
現金、印鑑、身分証明書、スマホの充電器など、すぐに使うものは専用バッグにまとめておくと便利です。
最後まで使う洗面道具や寝具は、前日夜に荷造りを済ませておきましょう。
④旧居の掃除と退去確認
荷物をすべて搬出した後、旧居の掃除を行います。
特に賃貸物件では、敷金の返還に影響する可能性があるため、できる範囲で清掃しておくのがポイントです。
不動産会社と退去立ち会いの日時を確認し、鍵の返却方法も事前に確認しておきましょう。
引越し後早めに行うべき手続き
引越しが終わった後も、必要な手続きはまだ残っています。
特に役所への届け出は法律で義務づけられているため、早めの対応が必要です。
1.住民票の転入届を提出する
2.マイナンバーや印鑑登録の変更
3.各種サービスの住所変更
4.新居の荷解きと整理
①住民票の転入届を提出する
引越し後14日以内に、新住所の市区町村役所で「転入届」を提出します。
提出には、旧住所で発行された「転出証明書」と本人確認書類が必要です。
これを行わないと、住民票の住所が新居に反映されず、健康保険の手続きや各種証明書の発行ができなくなるので注意しましょう。
②マイナンバーや印鑑登録の変更
転入届を提出すると、マイナンバーカードの住所変更も同時に行われます。
担当者が新住所を記載する形で変更が完了します。また、必要に応じて印鑑登録の変更も行いましょう。
印鑑登録は転入先の市区町村で新たに手続きする必要があるため、役所に訪れた際に同時に済ませるのが効率的です。
③各種サービスの住所変更
銀行、クレジットカード、保険、携帯電話の住所変更を行います。
多くの手続きは、各社のウェブサイトやアプリからオンラインで簡単に完了できます。
特に銀行やクレジットカードは、明細書やカードの再発行に関わるため、早めに変更するのが安心です。
④新居の荷解きと整理
引越し後は、段ボールが散らかりがちなので、家具の配置を先に決め、優先度の高い荷物から解いていきましょう。
日常的に使うキッチン用品や衣類から片付けを進めると、スムーズに生活がスタートできます。
荷解きが終わった段ボールは、まとめてリサイクルに出すか、回収サービスを利用して処分します。
賃貸物件の引越しに関するご相談は、久和不動産へ
いかがでしたでしょうか。
今回は、引越しを円滑に行うための手順から引越しまでに行うべき手続きなどについてご紹介しました。
ご紹介した手続きは、引越し前から引越し後までの流れを時系列で整理したものです。
「何を、いつ、どのように進めればいいのか」が明確になれば、作業の抜け漏れを防ぐことができます。
本記事を参考に、効率的な引越しを目指してみてください。
また、久和不動産では、引越しに関するお悩みはもちろん、その他賃貸物件に関わるあらゆるご相談を受け付けています。
賃貸物件に関することでお悩みの際は、ぜひお気軽にご相談ください。