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【賃貸物件のアンペア数を変更】工事内容や手順、費用についてご紹介!


「賃貸物件のアンペア数の変更工事って、複雑なの?」


「賃貸物件のアンペア数を変更する工事について、大まかな流れを理解しておきたい」


賃貸物件のアンペア数の変更を検討している方の中には、このように考えている方も多いのではないでしょうか。


アンペア数の工事は、電力会社によって行われるものであり、家庭で活用している分電盤によっても異なります。


そこで今回は、賃貸物件のアンペア数の変更工事について、その概要や必要性、全体的な流れなどをご紹介します。


また、久和不動産では、賃貸物件に関するお悩みをいつでも受け付けています。


物件に関することでお悩みの際は、ぜひお気軽にご相談ください!



賃貸物件のアンペア数とは?


まずはじめに、賃貸物件のアンペア数についてご紹介します。


アンペア数とは、各家庭で同時に使用することができる電気の量を示すものであり、契約している値に応じて同時に使用することができる電気の量が異なります。


例えば、低いアンペア数で契約している家庭の場合、電子レンジや掃除機、各部屋の照明を同時に使用することができないケースがあります。


電気の使用量が契約しているアンペア数を超えてしまうと、ブレーカーが落ち、全ての電子機器への電流が遮断されます。


しかし、高いアンペア数で契約していればこれらの電子機器や各部屋の照明を同時に使用することができるため、ブレーカーが落ちて電流が遮断されることはありません。


また、アンペア数の確認については「【賃貸物件のアンペア数の確認方法!】具体的な手順や電気代を抑える方法をご紹介!」にて解説しているので、気になる方はぜひこちらもご覧ください!


賃貸物件のアンペア数を変更する工事とは?



次に、賃貸物件のアンペア数を変更する工事についてご紹介します。


全項目にて、賃貸物件のアンペア数についてご説明しました。


賃貸物件のアンペア数を変更する工事とは、文字通り各家庭で契約しているアンペア数を変更する工事を指します。


後ほど改めてご紹介しますが、アンペア数の変更工事は電力会社によって行われます。


具体的な工事内容はシンプルで、基本的には分電盤のブレーカーを取り替えるだけで作業が完了します。


とは言え、どの家庭でもアンペア数の変更工事をして、値を高く契約しておけば良いという訳ではありません。


それは、契約しているアンペア数によって、電気代の基本料金が異なるためです。


以下は、東京電力が公開している「各家庭のアンペア数に応じた電気代の基本料金」です。




アンペア数については、各家庭で適切な値を見極め、最適な値で契約することが重要です。


また、アンペア数の変更については「賃貸物件のアンペア数は変更できる?変更手順と注意点」にて解説しているので、気になる方はぜひこちらもご覧ください!



賃貸物件のアンペア数を変更する工事の内容



本項目では、賃貸物件のアンペア数を変更する工事の内容についてご紹介します。


アンペア数の変更は、家庭に設定されている電気メーターの種類によって異なります。


家庭に設置されている電気メーターの種類は、基本的には以下の2種類です。


1, アナログ式電力メーター

2, スマートメーター



① アナログ式電力メーターの場合


家庭に設定されている電気メーターの種類の1つ目は「アナログ式電力メーター」です。


アナログ式電力メーターもスマートメーターも、どちらも電力使用量から電気料金を算出できる機器です。


アナログ式電力メーターの場合は、月に一回の電力会社のスタッフによる検針で電気料金が算出されます。


家庭に設置されている電気メーターがアナログ式電力メーターの場合は、ブレーカーの取り替え工事を行う必要があります。


とは言え、ブレーカーの取り替え工事は20分程度で完了するため、大掛かりな工事ではありません。


また、費用も基本的にはかからないため、アンペア数を変更したい場合はすぐに電力会社に依頼することができます。



② スマートメーターの場合


2つ目は「スマートメーター」です。


スマートメーターは、アナログ式電力メーターと比較して新しいもので、30分に一度 電力使用量のリアルタイムのデータを機器上で遠隔計測できる仕組みになっています。


月に一回の電力会社のスタッフによる検針が必要なアナログ式電力メーターと比較しても、非常に性能が高い電気メーターと言えます。


スマートメーターの場合は、電力会社が遠隔でアンペア数を変更することができるため、ブレーカーの交換工事を行う必要はありません。


電力会社に問い合わせるだけで、すぐに変更が完了する上、費用もかかることはありません。



賃貸物件のアンペア数の工事の依頼手順


最後に、賃貸物件のアンペア数の工事の依頼手順についてご紹介します。


アナログ式電力メーターでもスマートメーターでも、基本的には以下の手順に沿って依頼する必要があります。


1, アンペア数の確認

2, オーナーや管理会社への確認

3, 電力会社への工事の依頼



① アンペア数の確認


賃貸物件のアンペア数の工事の依頼手順の1つ目は「アンペア数の確認」です。


アンペア数の変更工事を依頼する際は、家庭で必要なアンペア数を確認しておく必要があります。


世帯人数や使用電力に応じたアンペア数については、明確に定められている値はありませんが、大まかな目安は以下のようになっています。


・一人暮らし:20A

・二人暮らし:30A 〜 40A

・三人以上の家族:50A 〜 60A


アンペア数の工事を依頼する際は、ぜひ参考にしてみてください。



② オーナーや管理会社への確認


2つ目は「オーナーや管理会社への確認」です。


当然のことですが、賃貸物件は、あくまでオーナーの所有物であり、管理している不動産会社が存在することが一般的です。


そのため、アンペア数の変更工事を行う際は一度オーナーや管理会社へ確認し、承諾を得る必要があります。


とは言え、アンペア数の工事は各家庭によって必要なものなので、すぐに承諾を得ることができるでしょう。



③ 電力会社への工事の依頼


3つ目は「電力会社への工事の依頼」です。


オーナーや管理会社からの承諾を得ることができたら、電力会社への工事を依頼します。


前述したように、スマートメーターの場合は工事の依頼は不要ですが、アンペア数の変更を申請する必要はあるため、いずれにせよ問い合わせる必要があるでしょう。


アンペア数の工事は基本的には無料ですが、特殊な配線工事が必要な場合は費用がかかる場合もあるため、その点は事前に確認しておくと良いでしょう。



賃貸物件のアンペア数に関するご相談は久和不動産へ


いかがでしたでしょうか。


今回は、賃貸物件のアンペア数の変更工事について、その概要や種類別の必要性、大まかな手順などをご紹介しました。


賃貸物件のアンペア数は、電力会社に依頼することですぐに工事してもらうことができます。


本記事でもご紹介した通り、アンペア数は毎月の電気代にも大きく影響するため、使用量に合わせた最適な値で契約することをオススメします。


また、久和不動産では、賃貸物件のアンペア数に関するお悩みはもちろん、その他賃貸物件に関わるあらゆるご相談を受け付けています。


賃貸物件に関することでお悩みの際は、ぜひお気軽にご相談ください。