【賃貸物件のアンペア数の確認方法!】具体的な手順や電気代を抑える方法をご紹介!
「賃貸物件のアンペア数って、どうやって確認するの?」
「自分が住んでいる物件のアンペア数を知りたい」
賃貸物件に住んでいる方の中には、このように考えている方も多いのではないでしょうか。
アンペア数は、家庭内で使用できる電力量を示す重要な指標であり、電気代とも密接に関係しています。
そこで今回は、賃貸物件のアンペア数の確認方法や変更すべきタイミング、そしてアンペア数を変更する際の注意点などについてご紹介します。
また、久和不動産では、賃貸物件に関するお悩みをいつでも受け付けています。
物件に関することでお悩みの際は、ぜひお気軽にご相談ください。
賃貸物件のアンペア数とは?
冒頭でもご紹介した通り、アンペア数とは、家庭内で同時に使用することができる電気の量を示す指標です。(※ 電流(A = アンペア)= 電力(W)÷ 電圧(V))
一般的な賃貸物件であれば、20A (アンペア) 〜 60A (アンペア) の幅で設定されていることが多く、各賃貸物件ごとに異なります。
以下は、世帯人数ごとのアンペア数の目安です。
- ・一人暮らし:20A
- ・二人暮らし:30A 〜 40A
- ・三人以上の家族:50A 〜 60A
賃貸物件のアンペア数の確認方法については、次の項目でご紹介しているので、ぜひそちらもご覧ください。
賃貸物件のアンペア数を確認する方法
- 1, 分電盤を確認する
- 2, 検針票や電気代の請求書を確認する
① 分電盤を確認する
分電盤とは、電気の分配を行う機器で、各家庭に一台設置されています。
電気の使用量が多すぎると落ちるブレーカーは、分電盤の中にある電気を社団する装置のことを指します。
分電盤には、各家庭で設定されているアンペア数を確認することができ、すぐに契約アンペア数が分かるようになっています。
ただし、スマートメーターと呼ばれる機器が設置されている家庭では、分電盤が無い場合もありますが、スマートメーターもアンペア数は確認することが可能です。
② 検針票や電気代の請求書を確認する
検針票は、毎月の電気使用量を確認するために送られてくるもので、請求書は実際の電気代の明細が記載されたものです。
毎月電力会社から送られてくる検針票や請求書にも、契約しているアンペア数が記載されています。
これらを確認することで、より確実なアンペア数を確認することができるでしょう。
賃貸物件のアンペア数を確認 / 変更すべきタイミング
- 1, 電気の消費量が多くなると感じた時
- 2, ブレーカーが頻繁に落ちると感じた時
- 3, 大型家電を新たに設置する時
- 4, 電気代が高すぎると感じた時
① 電気の消費量が多くなると感じた時
前述したように、アンペア数は各家庭における使用可能電力数を示すものであり、設定されているアンペア数によって同時に使用できる電力の量が異なります。
そのため、今後 家庭内で同時に使用する電気の量が増えると感じた場合は、現時点でのアンペア数を確認し、必要に応じてより高い数値に変更する必要があるでしょう。
② ブレーカーが頻繁に落ちると感じた時
ブレーカーとは、定められたアンペア数に応じた一定量以上の電力を使用すると電力を自動的に社団するする装置です。
つまり、ブレーカーが頻繁に落ちるということは、家庭内で同時に使用する電力に対してアンペア数が足りていないということです。
普段電気を使用していて頻繁にブレーカーが落ちると感じた場合は、アンペア数を確認し、変更を依頼することをオススメします。
③ 大型家電を新たに設置する時
1つ目でご紹介した内容と重複しますが、新たに大型家電を設置する場合も、その後電力消費量が増えることが予想されるため、アンペア数が足りなくなるケースがあります。
大型家電などの電力を大幅に消費する機器を家庭に設置する際は、分電盤などを確認し、十分なアンペア数が確保されているのかを把握しておくことが重要です。
④ 電気代が高すぎると感じた時
電気代が高すぎると感じた場合も、アンペア数を確認 / 変更することをオススメします。
毎月請求される電気代は、家庭で契約されているアンペア数に応じて変化する仕組みとなっています。
以下は、東京電力が公開しているアンペア数に応じた電気代の基本料金です。
(参照:東京電力ウェブサイト)
設定するアンペア数によっては、基本料金が1,000円程度変化する場合があるため、ぜひ上記の表と照らし合わせて確認してみてください。
また、賃貸物件のアンペア数を下げるメリットについては「【賃貸のアンペア数は簡単に下げられる?】下げるメリットや手順を詳しくご紹介!」でもご紹介しているので、気になる方はぜひこちらもご覧ください!
賃貸物件のアンペア数を変更する方法
賃貸物件のアンペア数は、管理会社やオーナーによってあらかじめ設定されているため、入居時に事前に確認する方も少ないかと思います。
しかし、アンペア数は入居者が必要に応じて変更することが可能です。
以下は、アンペア数を変更する際の具体的な手順です。
- 1, 家庭で必要なアンペア数を決める
- 2, 賃貸物件のオーナー、あるいは管理会社に問い合わせ、変更の許可をもらう
- 3, 電力会社にアンペア数の変更を依頼する
しかし、極端に高いアンペア数を契約する場合や、特殊な配線工事を伴う場合は、一部別途で料金が発生する可能性もあります。
電力会社にアンペア数の変更を依頼する際は、工事が必要か否かについても確認しておく必要があるでしょう。
また、賃貸物件のアンペア数の変更については「賃貸物件のアンペア数は変更できる?変更手順と注意点」にて解説しているので、気になる方はぜひこちらもご覧ください!
賃貸物件のアンペア数を確認 / 変更する際の注意点
- 1, 契約更新は一年に一回
- 2, 退去時には元の設定に戻す必要がある
- 3, 工事は基本的には無料
- 4, 変更する際はオーナーや管理会社に確認すること
① 契約更新は一年に一回
賃貸物件のアンペア数の契約は、基本的には一年に一回と定められています。
そのため、アンペア数の契約を行う際には、必要なアンペア数をしっかりと確認した上で依頼することが重要です。
② 退去時には元の設定に戻す必要がある
入居した賃貸物件のアンペア数を変更することは自由ですが、退去する際には元の設定に戻しておく必要があります。
アンペア数を変更する際は、本来の契約アンペア数を覚えておく必要があるでしょう。
退去時のアンペア数変更については「【退去時にアンペア数は戻す?】賃貸物件の変更すべきアンペア数についてプロが解説!」にてより詳しく解説しているので、気になる方はぜひこちらもご覧ください!
③ 工事は基本的には無料
前述したように、アンペア数を変更する際は、基本的にはブレーカーの取替えを行うだけで良いため、費用がかかることはありません。
不当な請求や不自然な追加料金が発生した際には、その詳細をしっかりと確認することが重要です。
また、変更の手続き等を行う際は、契約内容の詳細についても確認しておくことが重要です。
アンペア数の変更工事については「【賃貸物件のアンペア数を変更】工事内容や手順、費用についてご紹介!」にて詳しく解説しているので、気になる方はぜひこちらもご覧ください!
④ 変更する際はオーナーや管理会社に確認すること
アンペア数を変更する際の手順でもご紹介したように、電力会社に依頼する際には事前にオーナーや管理会社から許可を得ておく必要があります。
オーナーや管理会社への承諾を得ずにアンペア数の変更を行ってしまうと、その後思わぬトラブルが発生する可能性もあるため、十分に注意する必要があるでしょう。
賃貸物件のアンペア数に関するご相談は、久和不動産へ
今回は、賃貸物件のアンペア数について、具体的な確認方法や変更する際の手順などをご紹介しました。
賃貸物件のアンペア数は、ストレスなく電気を使用する、あるいは必要以上の電気代を支払わないためにも、適切な値で設定しておくことが重要です。
電気代が高い、あるいはブレーカーが頻繁に落ちる、などと感じた際には、ぜひ一度家庭のアンペア数を確認してみてください。
また、久和不動産では、賃貸物件のアンペア数に関するお悩みはもちろん、その他賃貸物件に関わるあらゆるご相談を受け付けています。
賃貸物件に関することでお悩みの際は、ぜひお気軽にご相談ください。